デジタルの海に彷徨う遺産

TRPG.netなるサイトがあります。ドメイン名の通り、TRPGをオンライン/オフライン問わず広くサポートするコミュニティポータルとして、インターネット黎明期より機能してきたサイトです。私個人はさほど深く関わっていませんが、コミュニティサイトの完成形の一つとして色々参考にさせていただいてました。

しかし残念なことに去る4/25に管理人sf氏が38歳の若さで急逝。現在、残された遺産(サーバー・コンテンツ・ドメイン)を引き継ぐべく、有志の方々が懸命に動いています。私は傍から見てるだけの身ですが、sf氏と同年代なだけに他人事じゃありません。

私の場合は仮に万が一があっても、このブログはじめ微妙な規模のコミュニティしか管理していないため影響はほとんど無いでしょう。しかし規模の大小、管理者、ユーザーどちらの立場にしても、巡回・利用していたサイトが成す術も無く突然機能停止してしまうのは寂しいものです。(iswebとか別な要因で消えていったコンテンツも多々ありますが・・・)

有形の資産は法律に基づいて処理されますが、この手の「データを委託しているデジタルコンテンツ」の類は意外と保護手段がありません。本人以外、契約していたこと自体を知らないケースも多々。もちろん契約更新できなければサーバースペースもろとも消滅します。かといって契約がある以上、委託先が勝手に保護を認めるわけにもいきませんし、何よりも遺族の意向が最優先です。その意味では、いざという時のために管理情報を委託できるような個人サイト向けの保険のような機関があっても良いのかもしれませんね(超ハイレベル個人情報なので扱いが大変でしょうけど)。手続きに難儀するくらいであれば、取れるデータだけ保管して新たな組織で再構築というのも一つの選択肢でしょう。

いずれにしても時間は有限であると改めて思った今日この頃。sf氏のご冥福をお祈りします。